
デニムをはいた日に、白いバッグの端がうっすら青くなっていた。洗濯したら、一緒に入れた白い服に色が付いていた。お気に入り同士の組み合わせで起きると、がっかりしますよね。
実は、洗濯中と着用中では色の移り方が違います。原因を知り、色が付いた物に合う対処を選ぶことが、傷みを増やさずお手入れする近道です。
01デニムが色移りするのはなぜ?
デニムから離れた染料が、洗濯水や摩擦を通じて別の物に付くためです。特に買ったばかりの濃い色のデニムは注意したいもの。泥や皮脂の汚れとは違い、青い染料が移っています。

- 洗濯中は、水に出た色がほかの衣類へ
- デニムと白い服を一緒に洗うと、出てきた色素が白い服に付くことがあります。濡れたまま重ねて放置したり、長くつけ置きしたりするのも避けたい扱いです。
- 着用中は、こすれる場所へ
- バッグの底や側面、白い靴の履き口など、デニムと接する場所は色が移りやすくなります。雨や汗で湿ったときは、さらに気を付けましょう。
何回洗えば、色移りしなくなる?
「3回洗えば大丈夫」とは決められません。通常は洗濯や着用を重ねると減っていきますが、染め方や加工によって違います。一度洗っただけで、白いバッグやソファと組み合わせても安心とは考えないのがポイントです。
02服・バッグ・靴に色移りしたときの対処
まず、色の付いた物をデニムから離します。落とし方を決める基準は、デニムではなく「色が移った相手の素材」です。

洗える服・布製品:早めに洗い直す
- 1洗濯表示を確認する
水洗いできるか、使える洗剤、水温の上限を確認します。洗えない服や、大切な装飾付きの服はクリーニング店へ。
- 2色が付いた物だけを洗う
気付いたら早めに、衣類の表示に合う洗剤で洗い直します。デニムも一緒に戻さず、指定の洗剤量と洗い方を守りましょう。
- 3残る場合は、漂白できる素材かを判断する
衣類と製品の両方が対応していれば、衣料用の酸素系漂白剤を表示どおりに使う方法もあります。温度・濃度・時間を勝手に増やさず、ウール・絹などに使えるかは製品ごとに確認してください。
移った染料は繊維に結び付き、家庭では落としきれないこともあります。色が残っても強くこすり続けず、クリーニング店に「デニムからの色移り」と、試した処置を伝えると相談しやすくなります。
バッグ・靴:素材別のクリーナーを選ぶ
布製でも、芯材や接着部分があるバッグ・靴は丸洗いできるとは限りません。取扱説明に沿って、その素材に対応したクリーナーを目立たない場所で試してから使います。
革・合皮・スエードなどに、衣類と同じつけ置き漂白をしないでください。素材が分からない場合や、色が広く付いた場合は、購入店や靴・バッグの修理店へ相談しましょう。
白・淡色の革に移った色には、スティ・ブライトキット
白い革バッグにデニムの青い色が付いたときは、スティ・ブライトキット(ステイブライト)が選択肢です。インディゴ染料の色移りに対応したリムーバーに、洗浄用のクリーナーと保護用のレザーバリアがそろっています。色を落とすお手入れから、その後の保護まで一式で進めたい人に向いています。
対象は白・淡色の対応する革製品です。濃色の革、スエード・ヌバック、アニリンレザーには使えません。合皮や布用として選ばず、バッグの仕上げと製品の適合を確認してください。
- まず目立たない場所で試し、色落ちなどがないことを確認します。
- 付属のクロスにリムーバーを取り、色移りした部分になじませ、浮いた色を清潔な柔らかい布で拭き取ります。
- 付属のクリーナーをスポンジで泡立てて、残ったリムーバーを取り除きます。拭き取り・乾燥後、説明書どおりにレザーバリアで仕上げます。
リムーバーを付けたままで終わらせないことが大切です。強くこすって一度で落とそうとせず、革の状態を見ながら付属の説明書に沿って使いましょう。
スティ・ブライトキットの楽天市場での評価インテリア雑貨 フラネ flaner
購入者には、淡色のスムーズレザーに移った濃い色を、無理せず少しずつ手入れして、ほとんど目立たない程度まで薄くできたという声があります。時間が経った色移りにも使った感想で、対応する革のお手入れを検討する際の参考になります。

03デニムの色移りを防ぐ洗濯と使い方

洗濯では、濃い色と白物を分ける
- 新品・色落ちするデニムは単独で洗う
洗濯表示を優先し、白物と同じかごに入れないところから始めると、うっかり混ぜるのを減らせます。 - 裏返し、表示に合う洗剤と水温で
色合いを保ちたいデニムは、使用可能なら中性のおしゃれ着用洗剤を選びます。熱いお湯や強いこすり洗いで無理に色を出そうとしないようにしましょう。 - 洗い終わったら、すぐ取り出す
濡れたまま洗濯槽やかごに置かず、形を整えて干します。
洗濯中に出る色を受け止める、色移り防止シート
色物の洗濯に一つ加えるなら、ドクターベックマンのカラー&ダートコレクターが選択肢です。洗濯水へ出た色素や汚れを特殊なシートに吸着させ、ほかの衣類への色移りを抑える商品です。
洗濯機にシートを入れ、いつもの洗濯物と洗剤で洗い、終わったらシートを取り出して捨てるだけ。通常は1枚、色柄物が多い場合は2〜3枚を目安に、パッケージの説明に合わせて使います。
付いてしまった青い色を落とすシミ抜き剤ではありません。また、大量の色素は吸収しきれないため、新品や色落ちの強いデニムは別洗いを続けます。着用中のバッグへの摩擦対策は、この後の使い分けが大切です。
カラー&ダートコレクターの楽天市場での評価30枚入り/欧米輸入インテリア ルー
購入者には、新しいデニムは分けて洗い、そのときシートにしっかり色が付いたという声があります。毎日の洗濯用にストックしている、繰り返し購入しているという感想も見られます。
洗濯の手順を大きく変えずに、1枚加えられるのが使いやすいところ。色物を洗う日に備えて、洗剤のそばに置いておきたい人に合う30枚入りです。

着用中は、白い物との接触を減らす
- 買ったばかりの濃色デニムには、白いバッグや白い靴を組み合わせるのを控える。
- ショルダーバッグが腰の同じ場所に当たり続けるなら、持ち方を変えて接触を減らす。
- 雨や汗でデニムが濡れたら、明るい色のソファや車のシートへの接触に気を付ける。
洗濯では「分ける」、着用中は「こすれる場所を減らす」。この2つを押さえると、お気に入りのデニムも白い小物も使いやすくなります。
参考情報・この記事の作り方
衣類・製品メーカーの公開情報をもとに、洗濯と着用時の対処を整理しました。購入者の感想は楽天市場の個別レビューを要約しています。挿絵は記事用に制作した水彩イラストです。
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