「スリッパを脱いだときに、なんだかモワッと臭う」――毎日履くものだけに、気になり始めると地味にストレスですよね。
スリッパが臭くなるのは、足の汗と雑菌の繁殖が主な原因です。でも、ちょっとした工夫で臭いはかなり抑えられます。
ここではスリッパが臭くなる原因と、消臭・予防のコツを整理していきます。
スリッパが臭くなる4つの原因
まずは「なぜ臭うのか」を確認してみましょう。
足の汗と皮脂が染み込んでいる
足の裏は汗腺が多く、両足で1日にコップ約1杯分(約200ml)の汗をかくともいわれています。
スリッパを履いているあいだ、この汗や皮脂がじわじわと中敷きや生地に染み込んでいきます。汗そのものは無臭ですが、これが雑菌のエサになることで臭いが発生します。
雑菌が繁殖しやすい環境になっている
スリッパの中は「温かい・湿っている・栄養(汗や皮脂)がある」という、雑菌にとって理想的な環境です。
とくに梅雨から夏にかけては湿度が高くなるため、雑菌の繁殖スピードが一気に上がります。臭いの正体は、この雑菌が汗や皮脂を分解するときに出す老廃物です。
素材の通気性が悪い
ビニール製やゴム底のスリッパは、見た目がきれいでお手入れしやすい反面、通気性はあまりよくありません。
足から出た汗の逃げ場がないため、スリッパの中が蒸れやすくなります。蒸れた状態が続くほど雑菌が増えやすく、臭いも強くなりがちです。
反対に、綿やリネン(麻)素材のスリッパは通気性がよく、蒸れにくい傾向があります。
長期間洗わずに使い続けている
スリッパは「洗うもの」というイメージが薄いかもしれません。でも、毎日履いていれば汗や皮脂が蓄積していきます。
洗わないまま何ヶ月も使い続けると、雑菌と汚れが繊維の奥に入り込んで、ちょっと拭いたくらいでは臭いが取れなくなってしまいます。
ここまで見てきたように、スリッパの臭いは「汗が染み込む→雑菌が繁殖→臭いが出る」という流れで起こります。つまり、汗を減らすか・雑菌を抑えるかが対策のポイントです。
まずは、すでに臭くなってしまったスリッパの消臭方法から見ていきましょう。
臭くなったスリッパの消臭方法
すでに臭いが気になるスリッパには、まず消臭から取りかかりましょう。

①洗えるスリッパは丸洗いする
洗濯表示を確認して、洗えるタイプなら丸洗いが一番確実です。
洗濯ネットに入れて「手洗いモード」で洗うか、洗面器にぬるま湯と中性洗剤を溶かして手洗いしましょう。汚れがひどいときは、洗剤液に30分ほどつけ置きしてから洗うと効果的です。
洗ったあとは風通しのよい日陰でしっかり乾かしてください。生乾きのまま履くと、かえって雑菌が増えてしまいます。
②洗えないスリッパは重曹で消臭
革やい草(畳)素材など、丸洗いできないスリッパには重曹が便利です。
やり方はとてもシンプル。スリッパの中に重曹を大さじ1〜2杯ほどふりかけて、ひと晩置くだけです。重曹が臭いの元となる酸性の物質を中和してくれます。翌朝、重曹をはたき落とすか掃除機で吸い取ればOKです。
直接ふりかけるのに抵抗がある場合は、お茶パックや薄い布袋に重曹を入れて、スリッパの中に入れておく方法もあります。
③消臭スプレーを使う
手軽に消臭したいなら、布製品用の消臭スプレーも選択肢のひとつです。
スリッパの内側にスプレーして、風通しのよい場所で乾かしましょう。ただし、スプレーはあくまで一時的な対処。染み込んだ汗や皮脂が残っている状態では、また臭いが戻りやすいです。
定期的な洗濯や重曹消臭と組み合わせて使うのがおすすめです。
スリッパの臭いを防ぐ5つのコツ
臭いを取ったら、次は再発を防ぎたいところです。日常のちょっとした習慣で、スリッパの臭いはかなり抑えられます。
1. 靴下を履いてからスリッパを履く
素足でスリッパを履くと、汗や皮脂がダイレクトに生地に染み込みます。
靴下が汗を吸ってくれるので、スリッパへの染み込みをぐっと減らせます。靴下なら毎日洗えるので、汚れの蓄積も防げます。
2. 2足用意してローテーションする
1足を毎日履き続けると、乾く暇がなく雑菌が繁殖しやすくなります。
2足を交互に履くことで、使っていないほうが自然乾燥する時間を確保できます。靴と同じで「休ませる」のが長持ちの秘訣です。
3. 履かないときは風通しのよい場所に置く
玄関マットの上や下駄箱の中など、湿気がこもりやすい場所に置きっぱなしにしていませんか。
履かないときは風通しのよい場所に立てかけておくだけで、内部の湿気が逃げやすくなります。ときどき日陰で干すのも効果的です。素材によっては直射日光で変色することがあるので、陰干しが安心です。
4. 通気性のよい素材を選ぶ
次にスリッパを買い替えるときは、素材に注目してみてください。
綿・リネン・タオル地など、通気性のよい素材は蒸れにくく、臭いが発生しにくいです。「洗えるスリッパ」を選べば、こまめに洗濯できるので清潔を保ちやすくなります。
5. 月に1〜2回は洗う習慣をつける
スリッパの洗濯頻度は、月1〜2回が目安です。汗をかきやすい夏場はもう少し頻度を上げてもいいかもしれません。
「毎月1日と15日に洗う」のように決めておくと、忘れにくくなります。洗えないタイプのスリッパなら、同じタイミングで重曹消臭をするとよいでしょう。
まとめ
スリッパが臭くなるのは、足の汗と皮脂が染み込み、雑菌が繁殖するのが原因です。
消臭・予防のポイントをおさらいします。
- 洗えるスリッパは丸洗いが一番確実
- 洗えないスリッパは重曹をふりかけてひと晩置く
- 靴下を履く・2足ローテーション・風通しのよい場所に置く、で臭いを予防
- 通気性のよい素材のスリッパを選ぶと、そもそも蒸れにくい
- 月1〜2回の洗濯(または重曹消臭)を習慣にする
ちょっとした心がけで、スリッパの臭いはかなり防げます。まずはお手元のスリッパの洗濯表示を確認して、できることから始めてみてください。


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