「シーツを外したら、マットレスに黄色いシミが広がっていた」――見つけたときはけっこうショックですよね。
マットレスの黄ばみは、寝ている間にかく汗や皮脂が染み込むことが主な原因です。放っておくと落ちにくくなりますが、早めに対処すればかなりきれいにできます。
ここではマットレスが黄ばむ原因と、落とし方・防ぎ方を整理していきます。
マットレスが黄ばむ3つの原因
まずは「なぜ黄ばむのか」を確認してみましょう。
寝汗が染み込んでいる
人はひと晩でおよそ200mlもの汗をかくといわれています。
シーツやベッドパッドを通り抜けた汗が、少しずつマットレスの表面に染み込んでいきます。汗に含まれるたんぱく質や塩分が酸化すると、黄色く変色してしまうのです。
皮脂やよだれが付着している
汗だけでなく、寝ている間に分泌される皮脂やよだれもマットレスに移ります。
とくに皮脂は酸化しやすく、時間が経つほど黄色味が強くなります。枕元の周辺が特に黄ばんでいる場合は、よだれや皮脂が原因の可能性が高いです。
時間が経って汚れが定着している
汗や皮脂は、付いたばかりなら拭き取りやすいのですが、何ヶ月もそのままにしておくと繊維の奥に入り込んで固まってしまいます。
こうなると表面だけ拭いても黄ばみは取れません。長く使っているマットレスほど、蓄積した汚れが変色として目に見えてくるというわけです。
つまり、汗と皮脂が酸化して色がつく――これが黄ばみの正体です。では、すでにできてしまった黄ばみはどう落とせばいいのでしょうか。
マットレスの黄ばみを落とす3つの方法
黄ばみの程度に合わせて、やり方を選んでみてください。

①重曹ペーストで部分的に落とす
じつはこれが一番手軽な方法です。軽い黄ばみなら、重曹ペーストで十分きれいになることが多いです。
重曹と水を3:1くらいの割合で混ぜてペースト状にし、黄ばみの部分に塗ります。30分ほど置いたら、固く絞った布で拭き取りましょう。重曹は弱アルカリ性なので、酸性の皮脂汚れを中和してくれます。
拭き取ったあとは、しっかり乾燥させてください。湿ったまま放置するとカビの原因になります。
②酸素系漂白剤で広範囲の黄ばみを落とす
黄ばみが広い範囲に広がっている場合は、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)が効果的です。
ぬるま湯に酸素系漂白剤を溶かし、タオルに染み込ませてから黄ばみ部分をトントンと叩くように拭いていきます。ゴシゴシこするとマットレスの生地を傷めるので、叩き拭きがポイントです。
そのあと水拭きで漂白剤をしっかり取り除き、風通しのよい場所で十分に乾かしましょう。
③クエン酸スプレーでよだれ・汗ジミに対応する
重曹で落ちにくかった黄ばみには、酸性のクエン酸を試す価値があります。汚れの性質によって得意な洗剤が違うので、重曹がダメだったからといって諦める必要はありません。
水200mlにクエン酸小さじ1を溶かしてスプレーボトルに入れ、黄ばみ部分にシュッと吹きかけます。5分ほど置いてから、水で濡らした布で拭き取ればOKです。
重曹(アルカリ性)とクエン酸(酸性)、両方試してみて落ちるほうを使う――これが一番確実です。
マットレスの黄ばみを防ぐ4つのコツ
黄ばみを落としたら、次は再発を防ぎたいところです。日常のちょっとした工夫で、マットレスをきれいに保てます。
1. ベッドパッドを使う
マットレスの黄ばみを防ぐ一番の方法は、汗や皮脂がマットレスに直接届かないようにすることです。
ベッドパッド(シーツの下に敷く厚手のパッド)を1枚挟むだけで、汗の染み込みを大幅に減らせます。ベッドパッドなら洗濯機で丸洗いできるので、マットレス本体を汚さずに済みます。
2. シーツはこまめに洗う
意外と見落としがちなのが、シーツの洗濯頻度です。できれば週に1回が理想。
汗をかきやすい夏場はもう少し頻度を上げてもいいかもしれません。シーツが汗を吸い続けると、その汗がマットレスまで浸透しやすくなります。
3. 定期的にマットレスを立てて干す
マットレスは湿気がこもりやすいので、月に1回くらいは壁に立てかけて風を通しましょう。
窓を開けて風通しのよい状態で数時間置くだけでも、内部の湿気がかなり逃げていきます。直射日光はマットレスの素材を傷めることがあるので、陰干しが安心です。
4. 防水シーツ(マットレスプロテクター)を使う
より確実に黄ばみを防ぎたいなら、防水タイプのマットレスプロテクターがおすすめです。
見た目はふつうのシーツのようですが、防水層が汗や液体をしっかりブロックしてくれます。小さなお子さんがいるご家庭や、汗をかきやすい方にはとくに重宝します。
まとめ
マットレスの黄ばみは、寝汗や皮脂が染み込んで酸化することで起こります。
ポイントをおさらいします。
- 軽い黄ばみには重曹ペースト、広範囲には酸素系漂白剤が効果的
- よだれ・汗ジミにはクエン酸スプレーも試してみる
- ベッドパッドや防水シーツで、そもそも汗がマットレスに届かないようにするのが一番の予防
- シーツはできれば週1回洗濯、月1回はマットレスを立てて風を通す
マットレスは簡単に洗えないぶん、汚れを「防ぐ」工夫がとても大切です。まずはベッドパッドを1枚追加するだけでも、黄ばみのリスクをぐっと減らせますよ。


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